こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
京都ネタをもう1つ。
この前、無性に餃子が食べたくなり、餃子の王将にいきました。
餃子の王将が京都発祥なのは、ご存じでしょうか?(大阪王将や餃子の王様は違います)他にはラーメン店の天下一品も京都発祥です。
皆さん、一度は食べに行かれたこともあるかと思いますが、今の王将と昔の王将には大きな違いがあるのです。
まず、餃子についてです。
皆さん普通に「餃子○人前お願いします」という注文をされると思います。厨房を見ていると木箱の中から餃子6コを取りだして鉄板に乗せて水を入れて蓋をする作業をしているのがわかります。
ここは今も昔も一緒です。
問題は、餃子です。今はセンターキッチンというものが主流で大きな工場でラインで生餃子を作っています。
しかし、昔は全部お店の手作りでした。開店前に餃子の皮にヘラを使って餡を入れる作業があり、昼食のお客さんに対応します。昼食時のラッシュが終わる二時から三時ぐらいになって少しお客さんが減った時に、職人さんが今度は夕方~夜のラッシュに向けてまた餃子を黙々と手作りしていました。(暇があれば皮に餡を包んで木箱に収め冷蔵庫に入れていました)
ポパイ定食(通称ポパイ)というのがあって確か餃子3人前に白飯と汁物と漬け物付きで500円ぐらいだったような気がします。
今から思うとお店の人は、餃子を手作りする凄い作業を毎日繰り返し行われていたわけです。(恐らく1日数千個の餃子を作っていたと思います)
だから餡の中身も手作りでお店によって違うため、味も微妙に変わっていました。
それは天津飯にしてもカタ焼そばにしても中華丼にしても同じで、全てお店で職人さんの手作りでした。
特に色々なものをブレンドしオリジナルな甘酢の天津飯をつくってくれた近所の王将(実は一号店です)の味を忘れることができません。
高校生の時に「大将、この天津飯のたれめっちゃ上手いんやけど、何が入っているの?」と聞いたことがあるのですが、「美味いやろ!醤油は特別、隠し味の一つにショウガを入れているンや」と笑顔で答えられました。
餃子が手作りでなくなったのは知っていましたが、その他のものも、今は、センターキッチンから運ばれてくる基本のスープや出汁に野菜などを炒めて入れるだけの作業になっているのを初めて知り、昔を知っている私としてはちょっと残念な気持ちになりました。
手間を掛けることが少なくなり、同じ味を簡単に提供出来るメリットもよくわかりますが、昔ながら街中華であった餃子の王将はなくなったんだなと思うと少し切なくなりました。
放課後等デイサービス FORTUNA